こちらは4枚ほどのシャツを解体、再構築したアイテム。

再構築シリーズは色々と作成してきましたが、厚手の生地のものが多かったので、今回はシーズン問わず着用できる生地感をチョイスしました。

複数のアイテムを組み合わせて再構築した見た目は、1点ものという事実と合わせて特に男性なら心惹かれるはず。

アイテム全体に施された切り替えでトレンドらしい装飾性がありつつ、ブラックで統一することでモダンな雰囲気に仕上げています。

一口にブラックと言っても素材や生地感、染め方、経年変化等によって色味が少しずつ異なっているので、切り替えもほどよく主張してくれます。

生地はオックスフォード、ブロード、ツイルなどやや厚みのある物を使用して、トップスとアウターの中間くらいの感覚で着こなせるようにしました。

今回ももちろん素材をしっかりと厳選して、リメイク無しでも販売できるレベルの古着を集めています。

ここで手を抜くと途端にチープな印象になってしまうので、素材集めにもかなり手間をかけています。

しっかりオーバーサイズなのでインナーをオーバーサイズにしてもごわつきません。

カットソー、シャツ、スウェット、ニット、ジャケット、コート等、あらゆるアイテムとレイヤードすることが可能です。

シンプルなオールブラックコーデでも装飾性を取り入れることが出来ますし、色味のあるアイテムと合わせても印象を引き締めてくれます。

逆にコートのインナーなどに使うのも良いでしょう。

切り替えやスタンドカラー、フロントジップがちらっと見えることでさり気ない装飾性を加えることができます。

インナー使いする場合はアウターもしっかりビッグシルエットにするのがおすすめですが、ベスト自体は薄手で軽い生地感なのでごわつきもほとんど気になりません。

オーバーサイズのアイテムはどうしてもシルエットが崩れがちなんですが、襟元と丈感を調整することで着こなしが整いやすくしています。

スタンドカラーはやや高めにしてより小顔効果が効くように。

モデル体型を表す「8頭身」という言葉があるように、顔の大きさはスタイルの良さを測る基準です。

顔周りにボリュームを出すことで相対的に顔を小さく見せることが出来て、スタイルもよく見えると言う寸法です。

また、身幅はかなり大きいんですが、着丈を短めにすることでルーズすぎないようにしました。

普段ここまでのオーバーサイズを着ない方でも着こなしやすいでしょう。